ランプライトブックスホテル ― 2026年06月20日 14時56分20秒

一階のブックカフェから宿泊用のエレベーターに向かう入り口
本をテーマにした宿泊施設はいくつかあって、
都内の、時間で利用できるところに行ってみたことはありますが、
そこはちょっと落ち着かなかった。泊まれる本屋ということ
でしたが、若ければ何とか適応できるかもしれないけれど、
もう無理だなと思ったのでした。安く泊まれるためか、インバウンドの
利用者が多いような気がしました。

そうではなくて、ある程度お金を出してもいいから、ふかふかの
ベッドで、一人のんびり読書をしてゴロゴロしたい!
というので先月、行ってきました
ランプライトブックスホテル名古屋

https://www.lamplightbookshotel.com/nagoya/

なんで名古屋か?それは、娘の家と自宅の中間だったから。
娘の家で料理やら洗濯やらして、自宅でもまた料理やら
洗濯やらする、その合間に息抜きしたい!
名古屋駅からホテルへ直行、宿泊者にサービスされる
飲み物を手に1階のブックカフェで本を読む。
旅とミステリーが中心の品揃え。宿泊者は部屋へもっていって
読んでもいい。部屋の中にも3冊置いてある。
向かいのコンビニで買ったお弁当を食べながらのんびり。
朝食付きプランにしたので、起きたら取りに行って
また部屋でのんびり。ハンバーガーなのは、読書しながら
食べられるようにってことなのでしょう。
チェックアウト時間までねばって、名古屋駅へ直行。
どこも観光しませんでした。
いえ、ホテルには観光するお客さんも普通にいました。
受付では外国の人に観光地の説明してました。

昔、名古屋は観光したことあったからどこもいかずに
ごろごろできたというのもあったかもしれないけれど、
とにかく「一人で」のんびりしたいから選んだ場所
なのでした。エネルギーを充填して、日常生活に戻っています。

北海道ブックシェアリング ― 2026年06月19日 15時11分59秒

北海道の読書環境は良くないというのを、北海道
ブックシェアリングのサイトで知りました。
面積の広さなども影響しているようですが、
何とかしたいと活動している様子を注目していましたし、
自分には不要になった本の寄付先として、利用していました。

サイトを見るのは時々でしたが、今年になり火事にあったと
いうトップの大きな文字を見たときは、よりによってなぜ!?
と思ったものです。
江別市の商店街の火事の延焼で、事務所は使えなくなり、
どうなるのかと思っていましたが、札幌市に新しい
事務所ができたようで、ともかく良かった良かった。

北海道ブックシェアリング
https://booksharing.wixsite.com/bookshare

令和になっても、読書環境に差があるのは悲しい
ことです。今後も活動を続けて欲しいものです。

入れ子の水は月に轢かれ ― 2025年02月07日 14時47分24秒

アガサ・クリスティー賞を受賞した作品は「同志少女よ、敵を撃て」の
他にもう1冊だけ読んだことがあります。

「入れ子の水は月に轢かれ」オーガニックゆうき(早川書房)

第8回のアガサ・クリスティー賞大賞の作品で、今はハヤカワ文庫
にもなっているようです。
舞台は那覇市。水上店舗が並ぶ所へ、上流の急な増水で
作業員が流された、救助のため暗渠に降りられる場所はないか
という緊迫した場面から始まっていたと思います。

読むきっかけは、2022年、沖縄復帰50年という事で新聞は連日
沖縄関連の記事を載せていました。その一つに、作家の
オーガニックゆうきの寄稿だったかインタビューだったかのが
ありました。その名前とプロフィールのアガサ・クリスティー賞の
文言にひかれて図書館で借りだしたのでした。

訳ありの登場人物たち、戦後の闇、そして何よりも川、水路、暗渠、
の方が「主人公」なのではないかというくらいの描写、庭に大きめの
マンホールがあって、救助隊がすんなり降りていけるなんて…。
不思議な熱量というか、妙に引き付けられると思いながら読みかけ
だったある日、最寄りの停留所をバスを降りた私はぎょっとしました。
消防士さんがマンホールをのぞき込んでいる!
落ち着いて見れば、それはマンホールではなくて消火栓の
四角い蓋、ホースが道路に沿って伸びているのを
はずしているところ。消火が終わってはずしているところというのは
後日話を聞いて類推したことで、その時は、とにかくその場を
離れたいと思ったのでした。どこが火事だったのか確かめもせず。
読んでいる物語にすっかりとらわれていたのでした。

早川書房のアガサ・クリスティー賞は、現在第15回の作品を募集中!

同志少女よ、敵を撃て ― 2025年01月28日 13時49分49秒

前の日記でバッグに入っていると書いた本がこれです。
評判になった本が文庫化されていたので、電車の中で
読むために買ったのでした。

「同志少女よ、敵を撃て」逢坂冬馬(ハヤカワ文庫)

文句なく面白かったです。隙間時間に読むために買った
はずが、どんどん読み進めてしまいました。
第二次大戦の独ソ戦で女性狙撃手になったセラフィマが
主人公。仲間と共に激戦地で戦い抜きます。
早川書房が創設したミステリ小説の新人賞、
アガサ・クリスティー賞の第11回大賞を受賞(2021年)して
出版され、翌年には第19回本屋大賞受賞。

2022年2月にロシアがウクライナに攻め込むという事態が
起こったために、本の面白さとは別の点で取り沙汰されることも
多かったようです。私も今回読んでいて、ウクライナの地名など
がすぐに頭に入ってくるし、載っている地図もすぐ理解できてしまった。
でも現実の戦争とのリンクはともかく、物語としてとても
よくできているのでお勧めです。

文庫版のあとがきに、作者が「この小説を書かなければよかった」
と何度も思い、現在はどういう心境に達しているかが書かれています。
単行本で読んだ人も、このあとがきだけ本屋さんで立ち読みして
みてはどうでしょう。
高橋源一郎さんの解説も素晴らしい。

カフェ クリスティ ― 2025年01月22日 10時11分00秒

早川書房の本社ビルの一階にあるカフェに行ってきました。
正式な名称は

サロンクリスティ

千代田区神田多町2-2
ずっとカフェクリスティだと思い込んでいて、この名で検索しましたが
ちゃんと出てきました。
JR神田駅を出ると、たくさんのサラリーマンが昼食をとろうと
街にあふれていて、こりゃ来る時間帯を間違えたかなと心配に
なりましたが、サロンクリスティにはすんなり入れました。むしろ、
時間は90分まででお願いしますと言われたので、腰を落ち着けるのが
当たり前のカフェなのねと思ったのでした。
ソファー席もあったので、そこだとつい長居しそう!
カウンター席もありました。
クリスティの文庫は何か所かに分けて展示されていて、
グッズ売り場もあり、Tシャツやマグカップやトートバッグが
並べられてました。そこはハヤカワですから、推理系だけではなく、
SF系の物もちゃんと置いてあります。アンドロイドは電気羊の夢を
見るか、とか。

この上は編集部なのよね、作家さんが出入りしたりしてないかしら、
なんて勝手に思い、隣のビルのウィンドウに先月出た文庫が
ディスプレイされているのを見て、あ、これ今バックに入ってると
気が付き、これからもハヤカワには楽しませてもらえるなあと
満足して次の目的地に向かったのでした。

数字であそぼ。 ― 2025年01月18日 13時14分57秒

雑誌に連載中でコミックスになるのを楽しみに待っている作品は
現在この漫画だけです。

「数字であそぼ。」絹田村子(小学館)

月刊フラワーズに連載していて、キャンパスライフコメディー
ですが、特徴は数学を専攻する大学生が主人公というところです。
一話ごとにちゃんとオチがついていて、マンガにはそれが
必要だと思っている私は楽しく読んでいます。
毎回、数学のネタが出てきて、それがクイズみたいだったり、
暗号だったり、本当に難しい数式だったり色々です。
クイズや暗号は一度読むのをやめて解いてから続きを
読みます。理解不能の数式は、気にせずに眺めて賢くなった
気になって満足です。
でも、もしかしたら自分にもわかるのではないか、というもやもや
状態に置かれることがありました。例えば、ケーキを7等分する話。
ホールケーキの「大きさ」をきっちり7等分する式が書いてあって、
それを確かめずにはいられませんでした。そんな時、役に立ったのが
ひとつ前の日記でふれた、中学生向け数学の公式集。
さんへいほうのていりは~と索引を見て、あーでもないこーでもないと
ちょっと頭の体操。ほんとだー、とすっきり。

数学ネタでそんなに続くのかと思っていたけれど、暗証番号やら
薬の飲みすぎ防止やら、リボ払いが怖いことやら、次々出てきます。
登場する吉田大学は京大がモデルで、京都の通り名を使った
住所は実は分かり易いのを理解できました。

現在12巻まで。早く次が出ないかな!