ある1年1組の読み聞かせの記録(2)2007年03月06日 16時47分17秒

4月、1年生にはまだ図書室の本の貸し出しをしません。ひらがながある程度書けるようになったらね、ということです。人数の少ない学校でしたら、先生や図書室の職員が代わりにカードに書き込んでやればすむのですけれど。まずは、図書室では静かにしましょう等のルールを知ることから始めます。

読み聞かせは幼稚園や保育園でも盛んに行われているので、特に違和感はないようです。それでも最初に選んだ絵本は、長くなくて、楽しく、わっとわく2冊。

「おばけパーティー」  ジャック・デュケノア作  ほるぷ出版
「せんたくかあちゃん」  さとうわきこ作  福音館書店

この2冊にした理由は他にもあります。読み聞かせによく使われる本は、早めに選んでおこうということです。保護者による読み聞かせが、月に1回朝行事の時間に教室で、週に1回昼休みに図書室で(こちらは聞きたい人だけ)行われています。年によっては、図書委員会が1、2年生に読み聞かせを実施する事もあります。もちろん、同じ絵本を何度読んでもらってもいいものですし、違う人が読むとまた趣が違います。なるべく「その本知ってる!」という声をあげさせないというのは、単なる私のシュミ、いえイジですかね。

「せんたくかあちゃん」は有名なので、内容紹介はパスします。
「おばけパーティー」は、お城に招待されたお化けたちが、お料理を食べるごとに色が変わっていく、とっても楽しい絵本です。本が小さいので、広い会場で使うにはちょっと不向きです。ただ、この本をそのまま紙芝居にしたものがほるぷから出ていますので、図書館で借りて使うのも手です。
私は、絵本をそのまま紙芝居にするのはあまり感心しないのですが、「おばけパーティー」は雰囲気がそのまま伝わるのでいいと思っています。