同志少女よ、敵を撃て ― 2025年01月28日 13時49分49秒
前の日記でバッグに入っていると書いた本がこれです。
評判になった本が文庫化されていたので、電車の中で
読むために買ったのでした。
「同志少女よ、敵を撃て」逢坂冬馬(ハヤカワ文庫)
文句なく面白かったです。隙間時間に読むために買った
はずが、どんどん読み進めてしまいました。
第二次大戦の独ソ戦で女性狙撃手になったセラフィマが
主人公。仲間と共に激戦地で戦い抜きます。
早川書房が創設したミステリ小説の新人賞、
アガサ・クリスティー賞の第11回大賞を受賞(2021年)して
出版され、翌年には第19回本屋大賞受賞。
2022年2月にロシアがウクライナに攻め込むという事態が
起こったために、本の面白さとは別の点で取り沙汰されることも
多かったようです。私も今回読んでいて、ウクライナの地名など
がすぐに頭に入ってくるし、載っている地図もすぐ理解できてしまった。
でも現実の戦争とのリンクはともかく、物語としてとても
よくできているのでお勧めです。
文庫版のあとがきに、作者が「この小説を書かなければよかった」
と何度も思い、現在はどういう心境に達しているかが書かれています。
単行本で読んだ人も、このあとがきだけ本屋さんで立ち読みして
みてはどうでしょう。
高橋源一郎さんの解説も素晴らしい。
評判になった本が文庫化されていたので、電車の中で
読むために買ったのでした。
「同志少女よ、敵を撃て」逢坂冬馬(ハヤカワ文庫)
文句なく面白かったです。隙間時間に読むために買った
はずが、どんどん読み進めてしまいました。
第二次大戦の独ソ戦で女性狙撃手になったセラフィマが
主人公。仲間と共に激戦地で戦い抜きます。
早川書房が創設したミステリ小説の新人賞、
アガサ・クリスティー賞の第11回大賞を受賞(2021年)して
出版され、翌年には第19回本屋大賞受賞。
2022年2月にロシアがウクライナに攻め込むという事態が
起こったために、本の面白さとは別の点で取り沙汰されることも
多かったようです。私も今回読んでいて、ウクライナの地名など
がすぐに頭に入ってくるし、載っている地図もすぐ理解できてしまった。
でも現実の戦争とのリンクはともかく、物語としてとても
よくできているのでお勧めです。
文庫版のあとがきに、作者が「この小説を書かなければよかった」
と何度も思い、現在はどういう心境に達しているかが書かれています。
単行本で読んだ人も、このあとがきだけ本屋さんで立ち読みして
みてはどうでしょう。
高橋源一郎さんの解説も素晴らしい。
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