ある1年1組の読み聞かせの記録(11)2007年03月15日 09時11分33秒

暑くなってきました。日付は記入してありませんが、選んだ本から季節がわかります。

「みずまき」  木葉井悦子 作、 講談社
「かもさん おとおり」  ロバート・マックロスキー 作、
              わたなべしげお 訳、福音館書店

「みずまき」は、夏の読み聞かせの必需品。木葉井さんの絵はもちろん、なむじゃぶなむじゃぶ等の擬音語も、繰り返しの文も、小動物から見た世界観も、涼やかな読後感も、全部まとめて褒めてしまいます。私がなんだかんだ言うより、とにかく一度読んでみてください。図書館にはたいていあると思います。

少し長めの絵本なので、短時間で終わる本とよく組み合わせるのがこの「かもさんおとおり」です。この1冊だけにすることもあります。
カモの夫婦が卵を産む場所を探し、コガモが成長すると子育てするために公園の池目指して街中を歩いて移動します。よく都心で道路を渡るカルガモがトップニュースになったりしますが、もっと長い距離を歩かないと行き着けません。仲良しになったおまわりさんが車を止めてくれて、パトカーまで手配してくれちゃいます。
表紙だけだとわかりませんが、開いてみるとマックロスキーの暖かみのある絵に嬉しくなります。