ある1年1組の読み聞かせの記録(12)2007年03月16日 14時37分17秒

前回読んだ本から、もう初夏になっていることはわかります。そろそろ1年生にも貸し出しを始める時期ですが、メモには何も書いておかなかったので全然わかりません。いつも通り2冊の読み聞かせをしているので、まだ貸し出ししてないかも。

「あおくんときいろちゃん」 レオ・レオニ 作  至光社
「へびのクリクター」  トミー・ウンゲラー 作   文化出版局

「あおくんときいろちゃん」を見るたびに、レオニの発想の柔軟さにため息がでます。あおくんです、きいろちゃんです、それだけで子どもの心を掴んでしまいますし、仲良しの二人が重なって緑になっちゃうのも、親にわかってもらえないのも、元への戻り方もいいですね。

「へびのクリクター」のウンゲラーは、アンゲラー等と表記されることもあります。「すてきな三にんぐみ」等の作者です。
ヘビが主人公の絵本ってあまりないですよね。擬人化された絵本は少しはありますが、ヘビがヘビのままで活躍し、しかもちょっと皮肉もや毒も含んだ絵本になっているのはウンゲラーならではです。
ボドさんは、誕生日に息子からボア・コンストリクターというヘビを贈られ(毒はありません!)、クリクターと名づけてかわいがります。二人(一人と一匹)の日常生活も面白く、また最後にクリクターがしっかり活躍して終わるので子ども達も喜んでくれます。