ある1年1組の読み聞かせの記録(24)2007年03月28日 16時45分20秒

短い絵本を3冊のパターンです。

「ぼくはあるいたまっすぐまっすぐ」マーガレット・ワイズ・ブラウン/坪井郁美 文、林明子 絵、ペンギン社
「くろねこかあさん」 東君平 作、福音館書店
「やさいのおなか」 きうち かつ 作、福音館書店

おばあちゃんから電話があって、道をまっすぐに来れば一人でも大丈夫よ、なんて言われたのでしょう。それで「ぼくはあるいたまっすぐまっすぐ」。初めて一人でする外出は、まさに冒険、道がゆるやかにカーブしててもひたすらまっすぐ。現れる障害物もなんのその。
最初の電話で話している場面では、書かれていないお祖母ちゃんのせりふを想像して心の中でつぶやいてみてくださいね。

「くろねこかあさん」をまだ読み聞かせ活動で使った事のない方がいましたら、是非一度お試しを。シンプルな切り絵で構成されていて、黒猫母さんは3匹の黒子猫と3匹の白子猫と仲良く暮らしています。実は、黒子猫が切り抜かれた跡が白子猫になっているんです。その他、切り抜いた部分が無駄なく使ってあってうならされます。
文章もリズムがあって気持ち良く読めます。

「やさいのおなか」は、輪切りにした形を見て野菜の名前を当てていく絵本です。読む前に、知っている子は初めて見る子のために黙っていてねとお願いをします。前に見ていても悩む「おなか」もあるんですけれどね。
大人の方には、問題の形がでているページの枠の色に注目というヒントを出しておきましょうかね。子どもにはないしょ。
私はまだ試していませんが、姉妹本で「やさいのせなか」というのが出てます。