読み聞かせ落ち穂拾い(2) ― 2007年07月24日 16時06分38秒
今日紹介するのは、低学年にはちょっと長いかなと思って読まなかった絵本です。もちろん、読み聞かせボランティアさんの中には、この絵本を1年生の教室で読んでる人もいましたからこだわらなくてもいいのですが。また、民話ですので他の出版社から別の訳で出ているお話もあり、その本には挿絵が少ないからと自分で絵を描いて見せていたボランティアさんもいましたっけ。読み聞かせも人によっていろいろです。
『王さまと九人のきょうだい』 中国の民話 君島久子 訳、 赤羽末吉 絵、 岩波書店
子どものいない老夫婦のもとに生まれてきた九つ子、姿かたちはそっくりですが各自に特技が有ります。次々と入れ替わって王様の無理難題を解いていく展開がとても楽しく、気持ち良くさせてもらえます。
私が読み聞かせボランティアの一員として教室で読む時は、この絵本を高学年で使いました。5年生で読むことが多かったですね。
九人兄弟には特徴をそのまま表わした名前が付いていて、例えば「ちからもち」は普通の名前でしょうか、底なしに食べる「くいしんぼう」と正反対に水一滴もなくてもいい「はらいっぱい」もわかり易い。「ぶってくれ」「きってくれ」になるともう可笑しくて。
聞いている子ども達にもこの名前は印象的で、話が進むに連れて「次はさむがりやだ、きっと」なんて隣の子とひそひそ。本当に楽しめる絵本です。
赤羽末吉さんの絵が堪らなく素晴らしく、どのページも見ていて飽きません。
九人兄弟はそっくりですが、よく見ると赤ん坊の時から「さむがりや」と「あつがりや」はそれぞれほっぺたが青と赤、「くいしんぼう」は一人だけ口がでかい!
読み聞かせに使うだけではもったいないので、ご自分でもじっくり読んでみて下さい。
『王さまと九人のきょうだい』 中国の民話 君島久子 訳、 赤羽末吉 絵、 岩波書店
子どものいない老夫婦のもとに生まれてきた九つ子、姿かたちはそっくりですが各自に特技が有ります。次々と入れ替わって王様の無理難題を解いていく展開がとても楽しく、気持ち良くさせてもらえます。
私が読み聞かせボランティアの一員として教室で読む時は、この絵本を高学年で使いました。5年生で読むことが多かったですね。
九人兄弟には特徴をそのまま表わした名前が付いていて、例えば「ちからもち」は普通の名前でしょうか、底なしに食べる「くいしんぼう」と正反対に水一滴もなくてもいい「はらいっぱい」もわかり易い。「ぶってくれ」「きってくれ」になるともう可笑しくて。
聞いている子ども達にもこの名前は印象的で、話が進むに連れて「次はさむがりやだ、きっと」なんて隣の子とひそひそ。本当に楽しめる絵本です。
赤羽末吉さんの絵が堪らなく素晴らしく、どのページも見ていて飽きません。
九人兄弟はそっくりですが、よく見ると赤ん坊の時から「さむがりや」と「あつがりや」はそれぞれほっぺたが青と赤、「くいしんぼう」は一人だけ口がでかい!
読み聞かせに使うだけではもったいないので、ご自分でもじっくり読んでみて下さい。
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