読み聞かせ落ち穂拾い(15) ― 2007年08月28日 14時23分02秒
一番好きな絵本作家は誰かと聞かれれば、バージニア・リー・バートンと即答します。
けれども、彼女の作品を読み聞かせに使った回数は実はとても少ないのです。
理由をあげるのは簡単です。小さい子に読むには長くて内容がちょっと高度なのが多いなど(例えば「ちいさいおうち」や「メーベル」や「せいめいのれきし」)。でもその半分は言い訳だと自分でわかっています。本当のところは、好きすぎて使わないのです。大切に思い過ぎるんですね。
さてそんな言い訳が通用しない1冊がこちら。
『いたずらきかんしゃ ちゅうちゅう』 バージニア・リー・バートン作、 福音館書店
ちゅうちゅうは重い客車を引いて、小さな町と大きな町を往復する毎日でした。ある日、自分ひとりでならもっと早く走れるし、皆からステキだと言われるに違いないと考えました。そこで隙を見て逃げ出してしまいます。
人も動物も車も驚く中を走りぬけ、大きな町を過ぎ、遂には古い線路へ入り込んでしまいました。
機関士や車掌はちゅうちゅうを無事に連れ戻すことができるのでしょうか。
黒一色で描かれた絵は迫力に満ち、考え抜かれた構図やお話の運びに何度読んでもわくわくします。
我が家にある「ちゅうちゅう」は息子によってぼろぼろになるまで読まれました。他のバートンの絵本も子どもたちは好きでした。「せいめいのれきし」は、普段読む用に1冊買い足したほどです(私の大事なクロス装丁の方は保存用)。
白黒の絵本が好きでない方も、そう言わずに一度読んでみてください。子ども達は喜びますよ。
けれども、彼女の作品を読み聞かせに使った回数は実はとても少ないのです。
理由をあげるのは簡単です。小さい子に読むには長くて内容がちょっと高度なのが多いなど(例えば「ちいさいおうち」や「メーベル」や「せいめいのれきし」)。でもその半分は言い訳だと自分でわかっています。本当のところは、好きすぎて使わないのです。大切に思い過ぎるんですね。
さてそんな言い訳が通用しない1冊がこちら。
『いたずらきかんしゃ ちゅうちゅう』 バージニア・リー・バートン作、 福音館書店
ちゅうちゅうは重い客車を引いて、小さな町と大きな町を往復する毎日でした。ある日、自分ひとりでならもっと早く走れるし、皆からステキだと言われるに違いないと考えました。そこで隙を見て逃げ出してしまいます。
人も動物も車も驚く中を走りぬけ、大きな町を過ぎ、遂には古い線路へ入り込んでしまいました。
機関士や車掌はちゅうちゅうを無事に連れ戻すことができるのでしょうか。
黒一色で描かれた絵は迫力に満ち、考え抜かれた構図やお話の運びに何度読んでもわくわくします。
我が家にある「ちゅうちゅう」は息子によってぼろぼろになるまで読まれました。他のバートンの絵本も子どもたちは好きでした。「せいめいのれきし」は、普段読む用に1冊買い足したほどです(私の大事なクロス装丁の方は保存用)。
白黒の絵本が好きでない方も、そう言わずに一度読んでみてください。子ども達は喜びますよ。
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