読み聞かせ落ち穂拾い(30)2007年12月09日 15時45分32秒

これも書庫から取り出して読んでみた絵本です。

『つきのぼうや』 オルセン 作、 福音館書店

水に映った月を目指して、月のぼうやが降りてきます。途中には鳥がいたり、飛行機が飛んでいたり。

細くて縦長の絵本でして、ぼうやがだんだんと降りてくる臨場感があります。いっしょにふわりふわりと落ちてくる気分になれる、あるいはこんな風に漂いたいなと子ども達は思っていたのではないでしょうか。

内緒の話ですが、読者には素晴らしい体験をさせる絵本の35センチもある背の高さ、実は保管をする側にとってはとっても困りものなんです。
この絵本のためだけに本棚の高さを調節すると、他の段に入れられる本が限られてきたりしてしまうんです。
悩んだ挙句、横にして入れてみたりするのすが、そうすると通路にびよーんと飛び出して非常に邪魔。両側を空けて斜めにして入れるというのが妥協案でしょうか。図書館に行った際に、どう収納されているか見てみるのも一興です。