読み聞かせ草子(7)2008年03月12日 15時56分16秒

私が二番目に好きな絵本作家はピーター・スピアーです。
一番好きなのはバージニア・リー・バートンというのは前に
このブログに書きました。その時と同じようなことを今日も
言ってしまいましょう。
好きすぎてあまり読み聞かせに使わない、と。
それでも読んだものはあって、例えばこれ。

『きっとみんなよろこぶよ!』 ピーター・スピアー 作、評論社

お母さんがお父さんに文句を言っています。何ヶ月も前に
家の塗り替えを頼んだのにしてくれないと。
さて、その両親が外出し、子ども達3人だけで留守番となって
しまいました。ペンキも道具もちゃんとあります。
親を喜ばせよう、三人は張り切って家をきれいにし始めました!

結果はどうなるか想像つきますね。そしてその規模は、
壁をちょっと塗ったくらいではないのです。

子ども達が純粋に両親を思って行動している所と、ダイナミックな
作業と色使いが私のお気に入りです。でも、私の気持ちが
先走ってしまうのか、「きっとみんな喜ぶ」と思って読んでも
それほど大うけはしたことがないのです、実は。
さすがに、ここまでペンキだらけだと逆にひいちゃうんでしょうか。
これはまずいんじゃないかとブレーキがかかるのかしら。

気軽に読んでみてください。
次回は、スピアーの別の絵本を紹介する予定です。
私がよく読み聞かせに使うのですが、スピアーの
作品を知っている人は何かなと予想してみてください。
意外と当たらないかもしれません。