読み聞かせ草子(11)2008年05月27日 16時58分17秒

小三の時に作った本の帯
またまたしばらくぶりになってしまいました。
今回も公民館で読み聞かせに使った事のある絵本を紹介しますが、
実はこの本、一番読み聞かせたのは家でです。上の子が大好きでしたので。

『きつねのホイティ』 シビル・ウェッタシンハ 作、福音館書店

スリランカの小さな村に、くいしんぼうギツネのホイティがやってきました。家の裏の物干しにかかっていた洗濯物を着込んで、旅人の振りをしてまんまと食事にありつきました。
キツネだとわかって知らない振りをする村のおかみさんたちは、調子に乗ったホイティを懲らしめようと策を練ります。

リズムよく繰り返されるお話、ウェッタシンハの独特の絵、ホイティとおかみさんたちの騙しあいの楽しさ、何度読んでも飽きません。
スリランカの民話なのかなと思ったのですが、どうも創作のようです。日本にもよくある創作民話とでも言ったらいいでしょうか。

上の子は、こういう民族色豊かな絵柄が好きで、この絵本はかなり長いこと「一番好きな本」の地位にいました。学校で好きな本の紹介をする時は必ず『きつねのホイティ』。3年生の国語の授業で「本の帯を作る」というのがありましたが、その時もホイティ。絵もずいぶん描きました。
スリランカに行ってみたい、中に出てくる料理を食べてみたいとずっと憧れておりました。料理に関してはそのうち、実は自分が苦手とする部類の食品だとわかって言わなくなりましたが。

楽しく読み聞かせしてみてください。「ホイティ トイティ ホイティティ!」というフレーズが頭から離れなくなるかもしれません。

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