ある1年1組の読み聞かせの記録(8)2007年03月12日 17時16分52秒

次いきます。

「わにさんどきっ はいしゃさんどきっ」 五味太郎 作、偕成社
「いそがしいよる」   さとう わきこ 作、 福音館書店

虫歯になったワニさん、おっかなびっくり歯科医院へ行きます。誰だって虫歯の治療はいやですよね。一方歯医者さんのほうは、怖そうな鰐が来たんですからそりゃ驚きます。それで「わにさんどきっ はいしゃさんどきっ」なのです。そして治療が進むのですが、立場の違うワニさんと歯医者さんのせりふが全場面で同じです。そこがとってもよくできていて、面白くて笑っちゃいます。読み聞かせるのが楽しみな1冊です。
このクラスではないのですが、過去に一度だけ話についていけない子がいた時がありました。ぼっとして出だしを聞いていなかったのか、本当に理解できなかったのか定かではありませんが、周りの子がどっと笑うたびに見回して「何が面白いの?どこがおもしろいの?」と叫んでいました。読み聞かせのリズムを壊したくなくて、中断せずに読み終えてしまいましたが、今思うと「じゃ特別に最初からもう一回読むからねー」なんて言って対応してやれば良かったかと。後悔はいつも後からやって来ます(だから後悔なんだけど)。

ところで、人気シリーズ、ばばばあちゃんの第1作目が何かご存知でしょうか。それが「いそがしいよる」です。星空があまりにも綺麗なので、外で寝ようとベッドを持ち出したばばばあちゃん、お茶が飲みたくなるかもしれないとか、お腹がすくと大変とか、次々に必要な物を考え出してしまいます。星を見るという最初の目的はどこへやら、オチはどうなるかご想像がつきますでしょうか。
家財道具が羅列してあるページは、なるべく息継ぎせず、是非一気に読んでもらいたいものです。

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