黒博物館 三日月よ、怪物と踊れ2024年04月22日 13時45分17秒

藤田和日郎「黒博物館 三日月よ、怪物と踊れ」(全6巻)講談社

ジャンルとしては青年マンガですが、先入観を持たずにいろんな
人に読んでもらって楽しんでもらいたい。
「三日月よ、怪物と踊れ」は「黒博物館」の第3シリーズですが、
各シリーズは独立しているので、これだけ読んで大丈夫です。

舞台はイギリス、時代はビクトリア女王の治世、ロシアから
女ばかりの暗殺者の集団がやってくる。舞踏会の客に紛れて
ターゲットに近づくので阻止しにくい。
近衛兵は上陸直後の暗殺集団と戦い、その一人を崖下に
落とし仕留める。その死体を譲り受けた野心家の貴族は、
その医学と科学の知識で、ちょうど事故に遭った村娘の
頭部を移植して、暗殺者を生き返らせてしまう。
剣の腕だけは一流のまま何もわからない彼女を利用しよう
という企みが動き出す。女王の舞踏会で護衛として使おうというのだ。
そのためには、言葉遣い、振る舞い、ダンスを教育しなければ
ならない。全身包帯だらけ、顔も傷だらけの彼女の
教育係を引き受けたのは、メアリー・シェリー!
フランケンシュタインの作者で、息子の学費を工面するのに
困っている彼女なら引き受けるだろうと白羽の矢が立ったのであった。
メアリーは「怪物」とどう接するのか、暗殺は阻止できるのか?!

昨年の10月に6巻目が出た作品です。私は今年になって
試しに1巻だけ買って、読んですぐまた本屋へ行く羽目になりました。
初めから全巻購入すればよかった。

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